CPD 1.2ポイント ・ CPDS 1ユニット
お使いの端末で動画がご視聴できるかどうかのご確認の上、動画をご購入ください。
>再生テスト動画はこちら
本動画では、以下の工種について、工種概要、施工方法、積算方法などを解説します。
■動画の内容
①ひび割れ補修工(充てん工法)【標準歩掛】 ②ひび割れ補修工(低圧注入工法)【標準歩掛】
③断面修復工(左官工法)【標準歩掛】 ④切削オーバーレイ工【標準歩掛】
⑤トンネル工(NATM)【標準歩掛】 ⑥床版取替工
工種 |
概要 |
施工手順 |
積算方法・ 積算上の留意点 |
施工上の 留意点 |
①ひび割れ補修工(充てん工法) |
○ |
○ |
○ |
― |
②ひび割れ補修工(低圧注入工法) |
○ |
○ |
○ |
― |
③断面修復工(左官工法) |
○ |
○ |
○ |
― |
④切削オーバーレイ工 |
○ |
○ |
○ |
○ |
⑤トンネル工(NATM) |
○ |
○ |
○ |
○ |
⑥床版取替工 |
○ |
○ |
― |
― |
概要:工種の概要を解説します。
施工手順:施工手順をアニメーションを用いてわかりやすく解説します。
積算方法・積算上の留意点:予定価格の設定における積算方法や積算上の留意点を解説します。
施工上の留意点:施工における留意点を解説します。
■ひび割れ補修工(充てん工法)とは
コンクリートの劣化等により発生したひび割れは、そのまま放置すると、ひび割れから劣化因子(塩化物イオン、酸素、水など)が侵入し、コンクリート中の鉄筋腐食を進行させ、コンクリートのはく落が生じる恐れがあります。
ひび割れ補修工は、コンクリートに生じたひび割れを塞ぐことで、劣化因子の侵入を防止し、コンクリートの劣化進行を抑制する工法です。ひび割れ補修工には、充てん工法、低圧注入などがあります。このうち、充てん工法は、ひび割れに沿ってコンクリートの表面をカットし、その部分に充てん材を充てんして補修する工法です。
■ひび割れ補修工(低圧注入工法)とは
コンクリートの劣化等により発生したひび割れは、そのまま放置すると、ひび割れから劣化因子(塩化物イオン、酸素、水など)が侵入し、コンクリート中の鉄筋腐食を進行させ、コンクリートのはく落が生じる恐れがあります。
ひび割れ補修工は、コンクリートに生じたひび割れを塞ぐことで、劣化因子の侵入を防止し、コンクリートの劣化進行を抑制する工法です。ひび割れ補修工には、充てん工法、低圧注入工法などがあります。このうち、低圧注入工法は、注入器具を用いてひび割れ部分に注入材を低圧で注入して補修する工法です。
■断面修復工(左官工法)とは
断面修復工とは、コンクリート構造物の劣化部分を除去したあとに、断面修復材を用いて断面を修復する工法をいいます。
断面修復工には、左官工法、充填工法などがあり、このうち、左官工法はコテ等を用いて断面補修材を塗りつけ修復する工法です。
■切削オーバーレイ工とは
切削オーバーレイ工とは、アスファルト舗装が老朽化や損傷した場合に、その部分を切削機により削り取り、切削と切削した箇所の舗装までを即日で仕上げる工法をいいます。
■トンネル工(NATM)とは
トンネルには、大別すると山岳トンネル、開削トンネル、シールドトンネル、沈埋トンネルがあり、施工場所の状況に適した工法が用いられます。
トンネル工のうち、主に山岳トンネルの掘削時に用いられ、掘削面にコンクリートを吹き付けて硬化させたのちに、ロックボルトや鋼製支保工によって地山を固定する工法をトンネル工(NATM)といいます。
このトンネル工(NATM)には、補助ベンチ付全断面工法や上半先進ベンチカット工法などがあり、地山の状態に応じた工法を用いて施工します。
■床版取替工とは
床版取替工とは、劣化の著しいRC床版を、PC床版(コンクリートにプレストレスを導入した床版)、合成床版(鋼とコンクリートとの合成構造である床版)および鋼床版(鋼版(デッキプレート)を縦横に補剛した床版)に取替える工事をいいます。
これにより、床版の耐荷性、耐久性が向上し、交通に対する機能が向上します。
■標準歩掛(積上積算方式)とは
積上積算方式は、材料、労務、機械などの単価に数量を乗じて、直接工事費を算出する積算方式です。標準歩掛では、これらの規格や数量などが定められています。
経済調査会が発刊している「工事歩掛要覧」では、標準歩掛(積上積算方式)を掲載しています。これは、国土交通省「土木工事標準積算基準書」に準拠したものであり、国土交通省をはじめ都道府県政令市などの各発注機関で工事費算出(積算)に使用されています。
■関連する当会発刊書籍
工事歩掛要覧 【標準歩掛が掲載されています】
月刊 積算資料 【燃料など材料単価が掲載されています】