経済調査会が発刊している「工事歩掛要覧」では、標準歩掛(積上積算方式)「ひび割れ補修工(低圧注入工法)」を掲載しています。これは、国土交通省「土木工事標準積算基準書」に準拠したものであり、国土交通省をはじめ都道府県政令市などの各発注機関で工事費算出(積算)に使用されています。
本動画では、「ひび割れ補修工(低圧注入工法)」の概要、施工方法を解説します。
■動画の内容
①ひび割れ補修工(低圧注入工法)の概要
ひび割れ補修工(低圧注入工法)の概要を解説します。
②施工手順
施工手順をアニメーションを用いてわかりやすく解説します。
CPD動画では、「③積算方法・積算上の留意点」も収録されていますので、是非ご覧ください。
■ひび割れ補修工(低圧注入工法)とは
コンクリートの劣化等により発生したひび割れは、そのまま放置すると、ひび割れから劣化因子(塩化物イオン、酸素、水など)が侵入し、コンクリート中の鉄筋腐食を進行させ、コンクリートのはく落が生じる恐れがあります。
ひび割れ補修工は、コンクリートに生じたひび割れを塞ぐことで、劣化因子の侵入を防止し、コンクリートの劣化進行を抑制する工法です。ひび割れ補修工には、充てん工法、低圧注入工法などがあります。このうち、低圧注入工法は、注入器具を用いてひび割れ部分に注入材を低圧で注入して補修する工法です。
■標準歩掛(積上積算方式)とは
積上積算方式は、材料、労務、機械などの単価に数量を乗じて、直接工事費を算出する積算方式です。標準歩掛では、これらの規格や数量などが定められています。
■関連する当会発刊書籍
工事歩掛要覧 【標準歩掛が掲載されています】
月刊 積算資料 【燃料など材料単価が掲載されています】